法人口座は、様々な銀行で作成することができますが、そのうちのひとつがメガバンクです。メガバンクとは、都市型銀行のことで、明確な定義はありませんが、巨大な収益を持ち、資産も膨大な銀行、および銀行グル…
メガバンクは全国的に名前が知られており、全国各地に支店があるのが特徴です。そのため幅広いサービスを受けることができ、全国の企業を相手にしているため情報量が多く、会社の規模が大きくなればなるほど融資…
都心ではないものの、会社の所在地が地方の中規模都市というのであれば、メガバンクと地方銀行の支店が存在している可能性が高いでしょう。どちらかに法人口座を開設しようという場合、両者の違いを知りたい人が多いはずです。では、法人口座を基準としたメガバンクと地方銀行の違いはどのようなものでしょうか。まず、審査の観点でいくと、メガバンクの方が厳しいのではという気になるかもしれませんが、どちらもそれほど変わりがありません。むしろ、地方銀行だとメガバンクよりも規模が小さい分、確実な経営を目指しているところが多いので優良客だけを獲得できるように審査のハードルを上げている可能性があります。 実際、バーチャルオフィスで起業した人がメガバンクと地方銀行にそれぞれ法人口座を開設しようとしたところ、メガバンクでは審査に通ったが、地方銀行では落とされたということがあるので、地方銀行に法人口座を作るためにはある程度しっかりした経営基盤が必要になるでしょう。ちなみに、ネット銀行は新興のところが多く、口座を積極的に増やそうとしているイメージがありますが、法人口座の開設に対してはわりと厳しく臨んでいますので地方銀行よりも難しいかもしれません。
では、メガバンクと地方銀行に法人口座を開設できたとして、それぞれの使い勝手はどうでしょうか。地方銀行のよさは地元にATMが非常に多く設置されているという点です。ただ、地元以外にはあまり多くありません。コンビニにあるATMと提携していればお金を引き出すことは可能ですが、大抵は引き出し手数料がかかってしまいます。その点、メガバンクのATMはだいたい全国どこにでもあるので、出張などで地元から外に出たとしてもお金を引き出すときに損をしないのは大きなメリットでしょう。 インターネットバンキングに関してはメガバンクも地方銀行も、使い勝手はそれほど大きく変わりません。ネット銀行の場合は個人口座と同様、法人口座でもネットバンキングの利用料は無料であることが多いですが、メガバンクと地方銀行は開設直後、しばらく無料期間が設けられている場合でも最終的には有料になることが多いです。ちなみに、法人用のデビットカードはメガバンクの方が入手しやすいです。というのは、地方銀行の場合、そもそもクレジットカード番号が付与されているデビットカードを発行していないところが結構あるためです。したがって、デビットカードを導入するつもりならメガバンクに法人口座の開設を申し込んだ方がいいでしょう。